アロマオイル、供給減で大幅値上がり

天然原料を使ったアロマオイルの値上げが広がっています。

原料が希少な高級品はオーストラリアやアフリカといった産地で供給が減少しています。また、アロマ人気が上昇中の中国の「爆買い」も重なり、輸入価格が上がっていることが一因といえます。アロマテラピーや化粧品で香りを楽しむ愛好家にとって、手痛い値上がりとなりそうですね。

産地の豪州で資源保護のために原料の採取規制が強化されたため、2016年に生木の伐採枠が8%減少し「輸入コストが下がる見込みがなく価格に転嫁せざるを得ない」(同社)と関係者は語っております。

最近、輸入量を大幅に増やしているのが中国。「数年前から空前のアロマブーム」であり、富裕層向けに精油を大量に調達。

バラの花から採る「ローズオットー」も主産地ブルガリアで中国向けを中心に調達競争が激化しており、輸入販売業者のハーベストシーズンは「輸入価格がこの1年で1.5倍になった」として10月から3割値上げすると回答しています。精油は国内でも人気が高いが、国内外の需要拡大で産地価格の上昇が続く可能性も。

 

参照:日本経済新聞  2017/9/1 22:27

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