土星の衛星に「生命育む環境」 米NASAなど水素分子を確認

微生物にとって水素はキャンディー

無人探査機カッシーニを主導する米航空宇宙局(NASA)によると、土星の衛星エンケラドスから噴出する水に、生物のエネルギー源になる水素分子が含まれていることが分かりました。

カッシーニの観測結果を化学分析したところ、エンケラドスの海底には、熱水噴出孔が存在する可能性が高いことが判明。地球ではこうした噴出孔には、生物が大量にいます。
カッシーニ探査を主導する米航空宇宙局(NASA)のクリス・マッケイ博士によると、「微生物にとっては水素はキャンディーみたいなもの。大好物だ」と説明しています。

ただし、熱水系が存在するからと言って、この小さな衛星に生物がいるとは限りません。しかし、今回の研究成果によって、より高度な機器と共にこの月を再訪すべき理由ができた。

出典:BBCニュース

生物の明確な証拠を見つけるため、より高度な技術で噴出孔をあらためて観測してほしいですね。