【健康機器】2016上半期総括 / 下半期展望

水素、温活関連などがヒット

■水素水ブームで関連商材が急伸

今年上半期の健康機器市場では、水素水のブーム到来を受け、水素関連商材が活況だった。主に水素水生成器や水素風呂製造装置、水素入浴剤、水素発生器など“水素”を核としたノンフーズ商材が名を連ねた。3 月の「健康博覧会2016」では、水素商材の取扱企業の出展が全体の1 割を占め、展示会場は、真新しい水素商材で席巻されていました。水素水生成器では、持ち運びができるハンディタイプの水素水生成器が人気でした。また、水素入浴剤、水素風呂製造装置など風呂関連の水素商材の上市も相次ぎ、水素水に次ぐヒット商材に成長。風呂関連は秋・冬商材として下半期にさらなる伸びが期待されております。

健康産業新聞が昨年11月に発表した2015年の水素商材の市場規模は274億円と、前年比135%でした。今年上半期には大手企業の相次ぐ参入等も後押しし、水素商材市場はさらに拡大が予想されております。一方で、市場は玉石混交の状況であり、販売方法に問題がある企業もみられています。一般紙や週刊誌を通じた水素水のネガティブキャンペーンも見られ、消費者の信頼を失わないためにも、水素水の測定規格や広告表現の策定などを行うメーカーによる業界団体の設立等も必要な時期に来ているのではないでしょうか。

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健康産業新聞第1599号(2016.7.6)より